第20章 新婚旅行
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「自分で自分の命を絶つなんて絶対駄目だよ
まして、愛してる人を手に掛けるなんて有り得ない
…辛くても、苦しくても…生きてる限り生きなきゃ」
「……うん、そうだね」
智くんは俺の肩に顎を乗せて言った
「貴方が居てくれて…良かった」
「智くん…」
「さとちゃん。」
「……………」(←笑)
俺たちは寄り添って、煌めく湖を眺めていた
…んだけど
「あのさ、…さとちゃん」
「ん?なに?」
「朝から気になってたんだけど…胸の辺りがこう…」
「ああ、これ?」
そう言って智くんがシャツをめくり上げると
其処には何故か、かわいいピンクのブラが…
「Σんなっ何コレ!?」
「何って、ブラジャー」
「いやいや!何でまた…」
「せっかく女装するなら、おムネもあった方がいいかと思って♪」
(はいぃ!?)
「仲居さんに替えのブラ忘れてきたって言ったら、買ってきてくれた」
「マジで?(汗)」
「んふ、にあう?」
「…に、似合う///って!違うでしょ!?何してんのよあーたっ!!////」
「女装〜♪」
(…駄目だ、こりゃ(汗))
その後も
女の子にしか見えなくなった智くん…
もとい、さとちゃんは、思う存分“奥さん”を満喫していた
(楽しそうだからいいけど…
でもマジ可愛いから、家で二人きりの時、また女装してもらおっかなぁ////)
「ねぇこれ、相葉ちゃんのお土産に…………鼻血。」
「………」
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俺の鼻血祭りは……続く。(苦笑)
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