第1章 始まり
小学六年生の時だった
自分の恋心に気づいてしまった
きっかけはちょっと気になる男の子の話をしていた時だった
「ダメ!!ゆいなちゃんは俺と岩ちゃんと結婚するんでしょ!」
「別に良くね?そいつ良い奴なんだろ?」
「んーとね顔がカッコよくて、すっっごく私のこと褒めてくれるんだ!とーると岩ちゃんと仲良いからいっぱい悪口言われてたけどその子が味方してくれるの!!とーるたちのことも悪く言わないし!」
「そ、そんなの俺でも良いじゃん!!俺の方がゆいなの事わかってるし優しいしかっこいい!!言わちゃんの悪口だって言ってないよ!?」
「ゆいなはそいつのこと本当に好きなのか?」
「んーわかんない、でも私はとーると岩ちゃんがそばにいてくれるならなんでもいい!!」
「じゃあダメ!告白しちゃダメだし好きにならないで!!」
「及川!別にゆいながいなくなるわけでもねーんだし」
「ダメ!!絶対ダメ!ゆいなちゃんを幸せにできるのは俺しかないない!!」
その時の私は及川徹と岩泉一の存在が1番だったから2人の言うことは絶対だと思っていたこともあってなんでも話してたしアドバイスはなんでも受け入れた
「じゃたとーるが私を幸せにしてくれるの?」
「する!!ね!岩ちゃん!!」
「お前は彼女がいるだろうが!!」
「いてっ」
「え…彼女いるの?」
「あーいやいるけど…でも!ゆいなちゃんと岩ちゃん優先だから!!」
「もーいい!!とーる嫌い!!岩ちゃんと結婚するもん!とーるなんてどっかいっちゃえ!!」
何故か嫌な気持ちになって怒って嫌いだとか思ってもないことを言ってしまった
「ゆいなちゃ、ご、ごめんね。俺本当に…」
「もーいや、とーる嫌い。私のこと好きじゃないんだ…岩ちゃんは私の味方だよね?」
「俺はゆいなが幸せならなんでもいーべ」
「岩ちゃん!!好き!!」
「あー!ダメ岩ちゃんからも離れてー!」
「とーるあっちいけ!」
「ごめんってば〜!!ゆいなちゃんが1番だよ〜!!」
「あっかんべーだ!」
「ゆいなちゃん〜!!」
この独占欲が恋だなんて気づくのに時間は掛からなかった