第1章 始まり
貴方side
及川徹と岩泉一は私の幼馴染で先輩
小さい頃からいつも一緒にいた
「とーる、とーるだっこ」
「はいはいゆいなちゃんは甘えん坊さんだねー」
「徹くんごめんね。この子ったら徹くんと一くんが好きみたいで」
「良いんですよおばさん!俺も岩ちゃんもゆいなちゃん好きだから!!」
「いわちゃ?」
「一くんのことだよ」
「はじめ!はじめくん岩ちゃ?」
「うん岩ちゃん!」
「岩ちゃ岩ちゃ!」
「岩ちゃんのところ行く?」
「ん!いく!!」
「せーの岩ちゃーん!!」
「岩ちゃー!」
「よぉ及川にゆいな、ってお前ゆいなに岩ちゃんって呼ばせんなよ」
「岩ちゃ!岩ちゃ!だっこ!!」
「えぇ!?俺じゃダメなの?!」
「あぁ良いぜ、ゆいなは甘えん坊だな」
「岩ちゃんにゆいなちゃん取られた…」
「ゆいな、とーる、岩ちゃすき!!」
「はぅ!!かわいい〜俺この子もらっても良いかな!?」
「ダメに決まってるだろ」
年は2つしか離れていないけど
幼い私には2人が大きく見えて憧れだった