第2章 幸せの日々
「きれーだねっ♪」
シリウスの腕に抱きついてシリウスを見上げると
シリウスの顔が赤い。
「どうしたの?顔赤いよ?風邪?」
「えっと…あー、いやなんにもねぇよ。」
「ふぅーん」
私はシリウスの腕から離れて地面にねそべって空をみる。
シリウスもおんなじようにする。
やっぱり冬って肌寒いなぁ。
あれ?そういや、夜いっつもさむいよなー。
シリウス、夜寒くないのかな?
「ねぇ、シリウスさ、夜寝るときとか寒くないの?」
「確かに、寒い。」
「だよねー。」
「サーシャ温めて?」
シリウスがニヤリとしながら言う。
「んー?いいよ。」
「え、ほんとに?」
「うん!ほら、こうすれば温かいでしょ?」
ぎゅーっと抱きつく。
「あー、あぁ。」