第2章 幸せの日々
シリウスsaid
サーシャと中庭に星を見に来た。
「きれーだねー」
サーシャは俺の腕に抱きつく。
腕に柔らかい感触。
ん…?
みるとサーシャの胸が当たっていた。
というより、若干胸に挟まれている。
サーシャ、着痩せしてるだけで実は胸ある?
そんなことを考えているとサーシャが見上げてきた。
サーシャは上目遣いで見上げる。
こいつ…誘ってんのか?
いや、どうやら本人は何も気付いてないようだ。
サーシャが寝そべったから俺もそうした。
「シリウス、寝てるとき寒くないの?」
「確かに寒い。」
「だよねー。」
「サーシャ温めて?」
サーシャの躯で俺を暖めてよ?
寒さもなにも感じれねぇくらい…。
そんなことを考えながら言ってみた。
「いいよ。」
「え?ほんとに?」
「うん。こうすれば温かいでしょ?」
サーシャは俺に抱きつく。
あ、こいつ天然だしわかんねぇか…。