• テキストサイズ

[BLEACH] (檜佐木) ぽっちゃり彼女

第1章 ぽっちゃり彼女


 美穂子と会ったのは、俺の仕事場。
 美穂子がバイトでうちの会社のソフトウェア開発に入ってきて。
 新人だった俺と美穂子は、ペアを組まされて仕事をしていた時期があった。
 後でわかったことだが、実は俺と同じ大学だったとか。恋次と知り合いだったとか。
 まぁ…世間は狭いなって思った。
 
 恋次の言うように、正直美穂子の第一印象は胸。
 ぽっちゃりしていたけど、その胸の大きさに視線は吸い寄せられて。
 一緒に仕事をしてみれば、なんというか女に対する印象が変わった感じがした。
 それまで女っつーのはオシャレと化粧、スタイル。そんなもんにしか興味がない生き物だと思っていたからな。
 けど、美穂子は例えば昨日のニュースの話、仕事の話が普通に出来た。頭の回転も速いから一緒に話していてストレスがなかった。

 それが、今思えば俺にとってひとつのきっかけだったんだと思う。一緒にいて楽しい、もっと話をしたいって思えるような女はいなかったから。
 で、いろいろあって…美穂子と付き合うようになって。

 なんつーか、嵌まった。
 ちょっと理屈っぽいところも、結構我慢とかしちゃうタイプで、気を使いすぎてストレスためちゃうところとかが可愛くて。
 ふんわりとした抱き心地とか、ぷにゅぷにゅの胸とか、ピクンと反応する体とか。

 とにかくいろんな意味であいつに嵌まっちまった。
 だから、恋次が言うように太ってるとかどーでもいいんだよ。いや、逆に言えば少しくらい肉はあったほうがいいと思うくらい、俺はあいつに満足してる。

「よし、今日はショッピングしながら、触って堪能しよう」

 俺はにやりと笑うと、車のドアを開けた。
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp