第12章 遠くなった距離 ~青峰~
バタンッ‼︎
の手を引いて空き教室に入る
扉を閉めて力の限り
を抱きしめた
やっと、
やっと届いた......
どんなに伸ばしても届かなかった手が
こんなにも簡単に
「.....」
言いたかった事が山程あったはずなのに
伝わる鼓動が
温もりが
俺の思考を奪う
止まんねーよこんなん......
たいして抵抗もしないの唇を奪う
「んぅ⁉︎....ふっ、んん」
いきなり重ねられた唇に
が抵抗してきた
相変わらず細えなこいつ....
の腰を撫でるとビクリと反応する
何度も何度も角度を変えて口付けると
呼吸が苦しくなったのか
少しだけ隙間があいた
その隙間から舌を差し込む
甘ぇ....
ガリッ......!!
「ってぇ.....」