第12章 遠くなった距離 ~青峰~
「あれ?」
「どうした黄瀬?」
もう少しで体育館につくってときに
黄瀬が中庭をみながら止まった
「青峰っち、あれって」
黄瀬の指差すほうにはベンチに2人で座る
とテツ
胸に仕舞いこんだはずのへの愛情が溢れる
俺の足は無意識のうちにのとこにむかった
「!!」
名前を呼べば驚いたみてぇに俺を見る
全中の日からずっと
会いたくて会いたくてしょうがなかった
2人に近づくにつれて
湧き出るテツへの嫉妬心
なんでテツが一緒にいんだよ
なんで手繋いでんだよ
をテツから引き離して拉致る
「ちょっと来い」
「あっ、テツくんっ...」
俺がきたのにテツ、テツって.....
イラつく
なー、
お前の心に俺はもういねーのか?
テツが1番になったんか?