第9章 風邪引き彼女 ~黒子~
NGシーン~1~
コートの端を通って、
赤司くん達と話すさんの所へ向かう
「さん、ちょっといいですか?」
「テツくん、どうしたの?」
握ったさんの手は僕の想像以上に熱かった
さんの額に僕の額をくっつける
「ちょっと待ってっスーーーー!!!!」
「黄瀬くん、いったいどうしたんですか?」
「どうしたんですかじゃないっスよー!!黒子っち、これは重大な問題っス!!!」
「重大な問題?」
「そーっスよ!俺だって、俺だって....っちとおでこくっつけ合ったりしたいっスーーーー!!!!」
「.........」
「涼太.....まさか、その程度の問題でこのシーンを止めたのかい?」
「赤司っち、これは重大な問題なんスよ!?そんな軽々しく終われる議題じゃないっス!!」
「涼太、僕はそんなくだらない問題でシーンを止めてしまうお前の神経を疑うよ....」