第8章 ツンデレな君が好き ~紫原~
「ちーん」
やっとちんの教室に着いた
また皆が注目してくる
もー、いい加減にしてよねー
「敦?」
1番後ろの窓際の席にちんが座ってた
あー、眼鏡姿も可愛いなー
すごくびっくりした顔でオレを見てる
ちんの隣が空いてたからそこに座った
もってきたお菓子を机に置いてから
そのままちんに抱きつく
「オレちんと会えなくて、すっげー寂しかったしー」
「敦っ、授業中なんだから離れてよ!!」
嫌がってるように言うけど
無理やり離そうとしないちんの優しさ
「だめ?」
ちんはオレの「だめ?」に弱い
顔を真っ赤にして「今日だけだからね」って言ってくれる
オレにしか見せない顔なんだよねー
ちん、かわいい....
「ちん」
ちんの手を握って
ちょっとだけ噛み付いてみる
「あ、敦?///」
「あとでちん食べていい?」
上目遣いでちんを見ると
今日1番って言うくらい真っ赤になって
かわいい女の子の顔をする
あー、オレ授業終わるまで我慢できるかなー
自信ないかも.....
「優しく、お願いします...///」
あ、デレた....
教科書で隠してちんにちゅーする
かわいいこと言うちんが悪いんだもん
ツンデレだけど
誰よりも甘やかしてくれる君が好き