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蒼い瞳。朱い瞳。【五条悟】

第3章 ■夏祭り


『何、悟』
「別に」
ナンパ野郎共を目で殺し、近衛を自分の体で隠す。そりゃー浴衣姿は見たいけど、見るのは俺だけでいいんだよ、なんてちょっと自分本意なことを考えながら、人混みの中を歩いていく。

『焼きそば食べよ、焼きそば‼』
「私はタコ焼き」
「二人とも、浴衣汚さないように気を付けてね」
『「分かったよ夏油ママ~」』
「君たちを産んだ覚えは無いんだけどな…」
『ってか、汚したら買い取りになっちゃうからそもそも細心の注意をはらってたよ』
「レンタルだったのかそれ」
「ハッ、出たよ貧乏性」
『だまらっしゃい、悟が金持ちなだけじゃん』

やいのやいのと騒ぎながら、4人で焼きそばとタコ焼きを買い、ベンチに座った。隣に座った近衛の焼きそばを強奪すると、『は⁉返せや‼』という怒号が飛んでくる。

『私日本で二番目に焼きそば好きな女だって知ってる⁉』
「誰だよ一番」
『坂上忍』
「ちげぇだろ絶対」
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