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あなたなら誰を選びますか

第9章 宮侑


次の日

私は病院で診断結果を話した

「骨は折れてないですし大丈夫です!」

「背中、打っとったやんか、大丈夫なん?」

「背中全体にあざがありますけどそんな酷くないです」

「でも医者には背中に負担かけたらあかん言われとったやろ」

「…黙ってて」

「ほんまのことやん!!」

睨み合ってたら

「なんやお前らちゃんと仲直りしたんやな」

「あ、はい。ご迷惑おかけしました」

「もう喧嘩はしません!!」

「それは無理だね」

「は?!」

「侑、ムカつくもん」

「それは俺もや、昨日からニヤニヤして鬱陶しいねん」

「なんやお前ら付き合ったんか」

「あーーーーー!!!!」

私は大きな声を出して隠した

「や、やめてください…私は侑と付き合ってるって思われたくないんです」

「言い方ww侑嫌われてるみたいじゃん」

「そんなわけあるかい!!」

「……」

「え、う、嘘やんな?!ゆいな!?」

「…侑、そういうのいいから黙って」

少し怒ると

しゅんとしながら黙った

なんかしっぽと耳が見える…

好きだけど、メリハリは必要だと思うの

こんな感じだとすぐバレちゃってファンたちに…

考えるだけで恐ろしく思った

「さぁ!とりあえず練習始めましょう!」

侑はまだ落ち込んでいるのか元気がないから

背中をさすった

「ほら侑、元気出して」

「もう怒ってないん?」

「うん、もう怒ってないから、ね?」

「ほんまに?安心したわぁ…口聞いてもらえへんかと…」

「はいはい、いいからもう練習行って」

「おん!」
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