• テキストサイズ

あなたなら誰を選びますか

第8章 赤羽業


「カルマ」

「えっゆいな?は?来月じゃないの?は?え?」

「サプラーイズ!」

「は?え?部活は?え、大丈夫なの?」

「大丈夫!会いたかったよカルマ!」

「それは俺もだから…言ってくれたら迎えに行った」

「サプライズだもん言えないよ」

「こんな夜遅くに危ないよ」

「会いたかったもん、はやくカルマに会いたくなったの」

許してよそれくらい

「部活終わってすぐに来たんだから」

そのくらい会いたかったんだよ

「ほんとバカだねぇ…今夜は泊まってくよね」

「もちろん、日帰りなんてしないよ」

「もしそうだとしてもさせないけどね危ないし」

「わー紳士〜」

「まぁ?それなりの覚悟で来てくれたんだよね、ゆいなちゃん」

「うぁ…そういう顔するの嫌い」

「とか言って好きなくせに」

「…お風呂はいりたい」

「はいはいどーぞ俺はもう入ったので遠慮なさらずにしてくださーい」

「どーもアリガトウゴザイマス」

「カタコトw ゆいな、疲れてるだろうからちゃんとお湯に浸かるんだよ」

「オカンかな?」

「ゆいな?」

「わかってるよ、ありがとう」

お風呂の中に入りながらいろいろ考えていた

やっぱり今日私…卒業しちゃうんだ…

ついにやるんだ、よね…?

そういえば何回かお泊まりしたことあったのに

今まで何もなかった

でも今ついに恋人っぽくというか大人になるんだ…

うわぁ緊張してきた

私にできるのかな

やばいどうしよう怖くなってきた

いつもより丁寧にたくさん体も髪も洗ったし綺麗だよね?

肌荒れもあんまりしてなかったし大丈夫な…はず…

「百瀬ゆいな!がんばれ!頑張るんだ私!!」

不安になってるひまはない!と

気合を入れて

お風呂から上がった
/ 118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp