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あなたなら誰を選びますか

第2章 双子


治side

当てられるわけないそう思っとったら

「わかった、右が治、で左が侑」

「「……」」

「あれ?ちがった?」

「いや、、」

「あってるで」

「やった!」

なんでわかったん?

絶対誰もわからん思っとったのに

ゆいなはそんな戸惑いを持った俺らを見て

ピースなんてしながら

「2人のこと間違えるわけないじゃん、毎日顔見てるんだから嫌でも覚えちゃうよ、ばーか」

ドキッとして

何かが落ちた気がした

「……」

ちらっと隣を見ると

顔を真っ赤にして

目をかっぴらいて口も半開きな奴がいて

いやお前もかい

つかブッサイクやな

俺もこんな顔しとったんやろか

同じ顔やし

俺ら双子は好きな人被ってしまうんやな

「な、なんやサム」

「いや、認めたないけど俺ら似てんねんな」

「は、はぁ?!どこがや!」

「2人とも!喧嘩しないの!それよりさ、私当てたんだしご褒美ちょーだいよ!」

惚れたが負け

いつの日か聞いたことある言葉

嘘ではないのかもしれんな

認めたはないけど

認めるしかないっちゅーことやな

この気持ちに嘘はつかれへんし
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