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黒愛 -Before the love-

第1章 before


ツツ…と頬に涙が伝うのを感じる。

結局私は、人間性を捨てられずにいる。

たぶん、リヴァイも。

「…ソフィア。」

名前を呼ばれるが、返事が出来ない。

「………………。」

リヴァイは何も言わず、そのまま窓の外に視線を戻した。


これだけは、どうしても乗り越えられずにいる。

これだけは、どうしてもリヴァイを許せずにいる。

これだけは、どうしても自分を許せずにいる。
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