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不器用な君に

第1章 出会い


「おい、陽月華!アイス食べに行くぞ!アメリカのアイスには負けるけどな!」

そう言いながら引っ越してきた私を毎日誘ってくれて、手を取ってくれたのが羅衣斗だった。

「陽月華、アメリカのこと覚えてないってば!何回言ったらわかるのー!」

「ほら、つべこべ言ってねぇで行くぞ!」

私の手を強引に引っ張って今日も遊びに出かけた。



小学校入学した時も…

「おい、陽月華!遅刻すんぞ!」

隣の家ということもあり、入学式の日から卒業の日になるまでずっと私のことを起こしに来てくれた。

「今何時ぃー?まだねるぅー」

「もう、7時半だぞ!」

いつもこんなやり取りをしながら私を起こしに来てくれたのに、いつからだっけ?羅衣斗があんな性格になったのは。
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