• テキストサイズ

twst妄想垂れ流し置き場

第1章 ランウェイ☆パニック(レオヴィル)



控え室に通されたレオナとヴィルは
まずは化粧を施された
世界的カリスマモデルと夕焼けの草原第二王子の迫力に
周りのモデルたちは息を飲んだ




(お、おい!ヴィルの隣りにいるのってまさか…)
(ばか!王子様がこんな所にいるわけないだろ!そっくりさんだろ)

レオナは耳をピクリと動かし
ある意味トレードマークの左目の傷とタトゥーは
コンシーラーで入念に隠しておいた

皆がメイクをし終わってから、最終調整とリハーサルが行われ
開演時間が刻一刻と迫る




そして開演時刻となり、会場はマジコレ関係者から取材陣、多くのファンで埋め尽くされた


『レディースアンドジェントルマン!!お待たせ致しました。マジカルコレクション開演のお時間です!まずは人気アイドルグループから──────』

アイドルグループやDJ、大道芸人などがパフォーマンスで
会場を盛り上げ、ボルテージは一気に高まりファンの黄色い声が聞こえてくる

そしてメインイベント、マジカルコレクションの時間になる
レオナの出番はヴィルの次の次でお手本を見てから歩き出せる分、ヴィルも安堵していた

「行くわよ、レオン。しっかりね」
「あァ、そっちもな」



ヴィルの姿がモニターに映し出された瞬間
会場は割れんばかりの歓声に包まれた

『キャーー!!ヴィル様〜〜♡♡♡』
『こっち見てー!手を振ってー!』

まるでアイドルのような人気ぶりにレオナは、はっと声を出して笑う
いつも学園では澄ましているヴィルが別人のように笑顔で手を振っており、ある意味それはレオナにとっては収穫だった


「やるじゃねえか女王サマ。あんな顔も出来るのな。」
「当然じゃない。アンタがどれだけ歩けるかこの目で見てやるわ。」


とうとうレオナの出番になり、モニターに顔が映し出されると、一瞬会場は静寂に包まれた
急遽差し替えたモデルだ、仕方がないと思った束の間
ヴィルを超えるほどの歓声が上がる
そして、ヴィル自身も我が目を疑った

レオナの背筋はしっかりと伸び、軽やかな足取りに
堂々とした佇まい
まるで何年もモデルを経験しているかのようだ
/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp