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【コナン裏夢】Rivale【赤井秀一・降谷零】

第6章 コードネーム


部屋を出て、近くの物陰を見つけた私は立ち止まる。そして、「完了」とだけジンにメールを送った。
すぐに「確認した」と、相手からも簡素な返事が返って来た。
その返事を見ながら、『このやり取りは必要なの?』と私は思う。
零さん曰く、当分の間はどこかでジンが任務を見張っているようだ。私の査定も兼ねていると。
その為、今回の任務では部屋の死角でターゲットに私が薬を盛り、情報を抜き取る。その後、零さんがターゲットの死体を始末したように偽装している。
先ほど零さんによって海へ投げ入れられたターゲットは、海中に潜水していた捜査官によって回収され、目を覚ました時には日本公安の取調室という寸法だ。
『サンクチュアリ(禁猟区)だからって油断しているからよ』と思いながら、私はもう一つの連絡先にも同じように「完了」と送る。
こちらの返事は「お疲れ様」と返って来た。同じ簡素な返事でも、こちらは文面から相手の愛情が窺える。
潜入中、有事以外は登庁しない取り決めになっているので、私からボスへの報告も基本的にメールで済ませている。
ボスから来た返事を見て小さく安堵のため息を漏らしてから、私はボスにお願いして来たことを思い出していた。

『うまくいっていると良いな』

そう誰に聞かれるでもなくつぶやいた私は、出口に向かって再び歩き出そうとした。
しかし、私はその動きを止めた。私の視界が突如として、暗闇になったからだ。
私は瞬時に左太もものレッグホルスターに手を伸ばしたが、私の左手は空を切る。
次に胸元に隠し持つ薬に右手を伸ばそうとしたが、その手は掴まれてしまった。
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