第5章 一億ベリーの理由
「知っているとも、あの島でも噂くらいはたっていたからね…?」
「あの…島…?」
ハッとゾロは気付いた
「そう…、君が数年前に訪れたあの"島"だ」
「ならばお前は…!! お前は"あの日"に起こった事を知っているのか!!?」
「あの日…? …あぁ、あの日ですか」
「知っているのか…!」
「あの日の事で、赤月の闇は一億ベリーの賞金首となったのですよ」
金髪の男の言葉でゾロは目を見開いた
「あいつは…、ルナなのか!!?」
「…」
「答えろッ!! 赤月の闇はあのルナなのか…!!?」
「…あの島に居たルナは亡くなりました」
耳を疑った
「海軍に"殺された"のですよ…」