第5章 一億ベリーの理由
「え? 何も覚えてないの!!?」
デザートを食べながらナミは驚く
『ここは…、船の上?』
「それは合ってるわ」
「記憶喪失ってやつなのかしら…? でも昨日の記憶もないって…」
ナミとロビンはうーんっと深く考え込む
『…私は、貴方達に何かしたみたいね…』
しゅんっとして下を向く
「そっそんな酷い事じゃないから大丈夫よ!!? ケガもしてないしっ!!」
『…下手したらケガするような事をしてしまったんですか…』
「あ…;」
ますます落ち込んだ様子のルナにナミはしまったというような顔をした
「どうぞルナちゃん」
サンジがルナにデザートを差し出す
『これは…?』
「誰もケガはしてねぇ。 それでいいんじゃねぇのか? ルナちゃん?」
『でも…』
「サンジ君の言う通りよ! 皆気にしてないんだからっ!!」
ナミはにっこりと笑った
『…ありがとうございます…』
「あっズリィぞ!!? 俺にもデザートくれよサンジ!!」
「是非私もお願いしたいですね!!?」
「俺もー!!」
様子を覗きにきたルフィ、ブルック、ウソップ
「これはレディー用なんだよ馬鹿共!!(怒)」