第5章 一億ベリーの理由
「そりゃさっき決めたばかりだからなっ!!」
「そこ胸張るところじゃないからなルフィ!!?;」
ウソップがびしっとルフィにツッコみを入れる
「仲間にするって言ってもよぉ…、この小娘は了解したのか…?」
『…してない』
「してねぇのかよ!!?」
フルフルと首を横に振る赤月の闇
「えー!! 何でだよ!!?」
ぶーっと口を尖らせるルフィ
「やめとけルフィ。 昨日の事を忘れるな」
料理を食べようとゾロはスプーンを手に取った
「そういえば、お前名前はなんて言うんだ?」
『ルナ…』
=カラーン…=
スプーンの落ちた音が響き、全員がそちらを一斉に向いた
「あ…」
スプーンを落としたのは、ゾロだった
「どうかしたのかしら?」
「ゾロ大丈夫か?」
ロビンとチョッパーがゾロに問いかける
「あ…、あぁ…」
「新しいのは自分で取って来いよ!!」
「…あぁ…」
あっさりと頷いたゾロは厨房の方へと消えた
「またゾロの様子がおかしくなってたなー…?」
厨房に消えたゾロを見て不思議に首を傾げるウソップ