第5章 一億ベリーの理由
「わっ分からないけどっ、俺が寝てる間に攻撃仕掛けたりしてないわけだし…」
(…そういや…、俺が寝てても目の前に居たのに何もしてこなかったな…)
ゾロは刀を鞘に納めた
「勘違いすんじゃねぇぞ、変な真似したらすぐに斬るからな」
「ゾロ! そんな事言って…」
『…うん』
赤月の闇は小さく頷いてチョッパーの毛並みに触れた
『ふわふわ…』
「ちゃんと綺麗に手入れしてるからな! …擽ったいぞ!」
赤月の闇の触れ方が擽ったかった為、チョッパーは笑う
(この女…、昨日の雰囲気は何処へ消えた…?)
今の赤月の闇に、昨日の面影はなかった…
ーー。
「お前起きたのか! 仲間になれ!」
「いや意味分かんねぇだろ!!?;」
キッチンにやってきた赤月の闇にさっそく仲間への誘いをするルフィにウソップがツッコんだ
『…海賊…』
「ごめんねうるさい奴等ばっかりで;」
「でもまぁ、ゆっくりしてってちょうだい?」
ナミとロビンは赤月の闇を受け入れる様子