第4章 赤月の子と剣士
「…例えお前があの時のあいつだったとしても…」
気付かないフリをした方が、いいのかもな
「…居ない…、赤月の闇が……居ない…」
「分かってる…。 誰だ赤月の闇をこの島から連れ出したのは…!!!!」
「赤い月はもう現れた…。 早くしないと手遅れに…」
三人の影がゆらゆらと動く
「海賊の船を見かけた…」
「…どういう船だった?」
「麦わらの旗…」
「海賊……、海賊はメーハクのモノを奪う……!! 赤月の闇も…!!!!」
「麦わらの旗…、麦わら海賊団か。 …急いで追うぞ、赤月の闇が運命(さだめ)に目覚めてしまう前に…!」
[赤月の子と剣士]