第1章 【本編9章:甘党より】 初体験
「……濡れてる、よかった。ちゃんと僕で感じてくれてるんだね。」
あっあっと喘ぐことしかできない私の蜜が溢れたそこに触れ下から上へと確かめるように撫でる。
「痛かったら言うんだよ?」
すると、先生の長くて長い指がゆっくりと入ってくるのがわかった。いつもは繊細そうな指なのに中に入ったその指はゴツゴツしていてまだ狭い私の中を埋め尽くす。
「…〜っ!!…だ、だめっ……」
「痛い?」
「痛くは……ない、けど…」
「じゃあ、ゆっくり動かすよ?」
ゆっくりと上下に動く先生の指。引き抜かれるたびに宙に浮いたような感覚に陥る。その度に私の声が漏れ、それに応えるかのうように徐々に先生の指の動きも早まっていく。
「あっ……ま、待って……だめっ…だめっ…おかしくなるっ…!!」
「いいよ、1回イこうか…。ほら、気持ちいいとこ擦ってあげる。」
「……!?…だめっ、あっ…」
ずっと正面だけ出し入れしていた指は少しだけ指先を上にあげて上の部分を擦りつけるように激しく出し入れされる。
「……〜っ!!…………はぁ…はぁ…」
足がガクガクと震えて下腹部に力が入る。初めての感覚なのにキュウキュウと自分のそれが先生の指を締め付けるのがわかった。
「……のイキ顔可愛かったよ。もう少し可愛がりたいんだけど、僕ももう我慢の限界……。」
着ていたTシャツを脱いだ先生の上半身が露わになる。あまり見たことがなかったけれど…しっかりと筋肉がついた体に思わず見惚れてしまう。ああ今からこの人に抱かれるのだと思うとバクバクと心臓が跳ねた。
「……少し痛いかもしれないけど、ゆっくり入れるから……」