第3章 【本編11章:おこちゃまパニックより】夜は明けない

「今、触っちゃ…だめぇ…っ…」

「そうなの？こんなにトロトロなのに？」

悟は胸を弄ったまま空いているもう片方の指でぐちょぐちょに濡れた私の入り口を下から上へと撫でる。ゆっくりと上下に入り口だけを撫でられる私はもどかしくなって気がついたら腰を揺らしていた。

「……やーらし、指入れてあげる。」

「あっ…！」

すっかり濡れてしまった私のそこは悟の指をするすると飲み込んでいく。下腹部に力が入り、締め付けているのが自分でもわかった。

指が出し入れされて頭がぼーっとする。腕の力が抜けてお腹と足先だけ力が入ったまま私は喘ぎ続ける。

悟は私の胸から顔を話してそんな私の顔をじっと見つめていた。

「やっ…見ないでっ…」

「だーめ、のやらしい顔もっと見せて？」

私が顔を逸らすと、悟は私の顎を掴んで無理やり自分の方へと向ける。悟が真っ直ぐと私を見つめるあっあっと喘ぐことしかできない私は縋る思いで悟の首に手を回した。

「…も、いきそ……だからっ…」

止まらない悟の指に絶頂を迎えそうになった私は首に回していた手を背中に回し、ぐっと力を込める。

「はぁ、可愛い…。いいよ、イって。」

悟は私の唇に噛み付くようなキスをして唇を何度か喰んだあと滑り込ますように舌を入れて私の口の中を掻き回した。悟の舌が私に絡み付いたと同時に私は果てる。ビクンビクンと足が痙攣して力が入らなくて唇が離れても口を開けたまま肩で息をした。

しかし悟が止まる様子はなく、上の服を脱いで、それからズボンも全て脱いでいた。そして私の両膝を抱えて自分のモノを私の入り口へとあてがった。