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Jumping Boy
第1章 向日くん
私が向日くんを好きになったのは、入学してすぐの頃。
景吾にテニス部を見に来いって言われて、渋々行ってみると、景吾と侑士くんが試合をしていた。
あの景吾とあんな試合ができる人は珍しいから、驚いたな…
驚いているのは、向日くんも同じみたいだった。
宍戸と、向日くんと、慈郎くんの三人も、あの試合を見ていた。
何気なく、その三人が視界に入って…
何故か向日くんから目が離せなくなった。
それからは彼を見かける度に、テニス部の人だって思って、きっと意識していたんだと思う。
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