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星降る音に祈りを【DC降谷/幼児化男主】

第6章 謎解き急行/それぞれの正体


来たる週末
シェリーが乗るであろうベルツリー急行の発車よりもだいぶ前に、警視庁屋上からヘリに乗って名古屋方面へ出発をした
同乗者はパイロット1名、公安より風見、そしてオレ
零はバーボンとしてベルモットと共にベルツリー急行のミステリートレインへ乗車する

ベルツリー急行は東京駅を出発し、終着は名古屋駅となっている
ジンやウォッカ達が終着駅で待ち伏せしているとのことで、そちらの駅にも公安から数名極秘で現場待機をしている
それは組織を捕まえる為ではなく、何か起こった時の対応をしてもらう為だ
終着駅にいる公安員への指揮は、唯一列車内の零と連絡が取れるオレのみ
何事もなく無事に作戦が決行されるといいんだけど…なんて思いながら窓の外を遠く見る

今回の作戦は次の通り
まず、東京駅と名古屋駅の間にオレと風見がヘリをすぐに飛ばせる状態にして待機
列車内の零はシェリーを貨物車へと誘い込み、連結を切り離し貨物車を停める
そして爆発による事故死に見せかけつつ、タイミングを見計らってオレ達がヘリでシェリーを回収、保護する
シェリーを乗せた貨物車が爆破したところをバーボンが見たとベルモットへ報告し、ベルモットが納得の返事をしたらそれで終わりとなる

今回コナン達少年探偵団もミステリートレインへ乗車するそうだ
だがコナンへはベルモットやバーボンが乗車するということは敢えて伝えていない
伝えたところで乗車がなくなってはシェリーの状況を危うくするだけだと零は言う
シェリーの死を偽装し保護するには、ようやく巡ってきた今日しかないということだ

そしてベルツリー急行は定刻通り東京駅を発車した
オレ達は予定通り待機場所へヘリを着陸させ、いつでも飛べる様に準備をしたままでいる
連絡手段としてヘリ内では電子機器が使えない為、無線の一部を使った音声機を使い、零の声やその周辺の音を拾えるようにしている
零からの連絡によると、コナンは毛利先生、蘭さんとその友達2人、少年探偵団、阿笠博士の御一行で乗っているらしい
肝心のシェリーは、本当に同一人物なのであれば今は灰原としての姿でいるとのこと

それを話せるということは近くにベルモットはいないということだろう
乗車後は別行動か…



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