• テキストサイズ

【イケメン戦国】リクエストアンサー作品(仮)

第2章 ~天下人とて人なれば~


「必要ない。脱がせてやる」
「え?」
「着る必要はない。昼間休んだのなら夜まで休む事もないだろう。貴様の身体を気遣って遣ろうと思っていたが安心した。……存分に愛でてやる」
まるで脅迫の様な、壮絶な色香の滲む声が耳に囁く。
夜長は怯む様な緊張を覚えつつも、信長の声に甘い夜を予感させられ、逞しい胸に頬を寄せた。

「あの、目につく場所には……」
言いかける夜長の言葉を遮るように、首の付け根を強く吸われる。
「見て分からねば意味が無いだろう」
「……え……?」
「俺の所有の証だ。これなら家康に診せた所で充分牽制になるからな。貴様の事だ、この痕を見られる事を気にして家康になど気が回らんだろう」
そっと指の腹で手の甲の鬱血痕をなぞり、色香の滲む声で耳に囁く。
その欲を孕んだ熱に夜長もつられる。
信長が意図的に煽り、ねだらせているのが分かっていても関係なく蕩けてしまう。
信長の指や肌にかかる呼吸の熱、艶めく声に骨の髄まで甘くなるのだ。
早々に着物を落とされ、弱い場所を指先や唇、舌で嬲られる。
肌を重ねていると信長の松葉の様な薫りが鼻腔をくすぐり、互いの体温が確実に上がっていくのが分かる。
口づけながら大きな手が身体の輪郭を自覚させるようにじっくりと撫でてゆき、唇が頬や顎、首筋を食み、胸の膨らみをしっとりと吸い、その感触に身を捩ると更に煽るような手つきで快楽の火種になる場所を撫でる。
胸の先端をぬらりと舐められ、時折甘く歯を立てられるとそれだけでゾクゾクと痺れが走る。
熱い掌が脇腹を撫で、「貴様の身体は知り尽くしている。もっと啼け」と囁かれるとなし崩しだ。
指が蜜口に触れた時には既に温かく濡れ、それでも「まだだ」と焦らされる。
唇を重ねて深い口づけをし、その間も指先で花芯を弄ぶ。
指の腹で丁寧に愛でながら、時折不意打ちの様に強く押し、濡れた甘い声を出させる。
ようやく指が挿し入れられた頃には、全身が痺れたようにどこもかしこも敏感になっていた。
無意識に指を締め付けてくる感触に信長が低く嗤い、「そう欲しがるな。貴様の身体を楽にして遣っているのだろう」と加虐的な愉悦の声が言う。
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp