• テキストサイズ

ゲンガー夢

第18章 リゾートデート(ユナイト編3)


それから万年スケートリンクの
ジーヴルにある湖を訪ね、
特製ボンドリンクを飲んだり、
氷の彫刻の森へ行き、
芸術がまさに今産み出されるのを
ライトアップの中眺めた。

日も暮れて月が浮かび、
次第にニンゲンには
厳しい気温がやってくる。
ハナレ洞窟を思い出す寒さ。
しかしアレほどではない。

「ん……そろそろ帰ろうか」

「そうだな」

帰ればまたレナは明日から
ユナイト漬けの毎日に戻るのだろう。
それを思うと少し気が重たくなった。
また、レナのいない毎日が来る。

「なあ、レナ……
エオスに来てからどうだ?楽しいか?」

「ん?うーん、やっぱり
知らない場所だから楽しいよ」

知らない場所だから、か。
慣れたら飽きるか?
あとどのくらいしたらそうなる?
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp