第16章 異なる世界で(ユナイト編2)
「◇●@~!■>♯◎★∑???」
「えっ……、なにこのオジサン」
「この人はカガミ博士、
私が喋れるようになっちゃった原因を
今調べてくれてるの」
ゼラオラはフーン?と興味なさそうに
首をかしげて博士を一瞥した。
あれよあれよと同じ席で食事をする
形になってしまってメニューを眺める。
ゼラオラはステーキとシチューだ。
どのメニューも人間とポケモンが
同じものを食べられるように
なっているらしい。なかなか凄い。
「■@★●◎!」
たぶん注文を促されている……のかな、
何を食べようか……。
「ゲンガー、なに食べたい?」
「そうだな……ハンバーガーってなんだ?
すし?あとパフェってのは?」
「これはパンでお肉を挟んだやつ、
こっちはカレーと同じお米と魚の料理。
こっちは甘くて……」