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ゲンガー夢

第16章 異なる世界で(ユナイト編2)


─────………

「※#〒@!」

「▼●×#※@◇◇!@♯〒?」

博士たちは多分聞き取れても
私には理解出来なかっただろう論争を
ああでもないこうでもないと騒ぎながら
私の体に器具をつけたり
何やら数値を計算し出したりと忙しい。
ゲンガーはずっと側にいるが
つまらなそうに欠伸をひとつもらした。

「※〒▼!?@〒▼!」

もはや筆談する間も惜しいのか
説明もなく腕をひかれて歩き出す。
早足に連れていかれたのは
培養槽にも似た大きな管の並ぶ部屋だ。

「ち、ちょっと待ってください!
一体何をするつもりなんですか……!?」

「▼〒@~!▼〒@~!」

押し込まれて扉が閉じる。
た、たすけて!とゲンガーに声をかけると
ゲンガーが片手に冷気を溜めるも
リン博士がハイハイと電子パネルを出すと
ゲンガーの拳から冷気が消えていく。
唖然とするゲンガーをよそに
何やら駆動音が鳴り始めた。
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