第15章 スポーツの秋(ユナイト編1)
何を話してるか分からない!
外国語?ガラル語は分かるから、
だとするとカロス語だろうか……?
"コートに入ってしまって
ポケモンの技を受けてしまい、
ゼラオラが呼んでくれたみたいです。
怪我はないようです、すみません"
スマホで文をタップし言語翻訳を
するとなんとか意図は通じたらしい。
「〒◇♯@……」
「アニキ、人間てポケモンと違って
種類によって言葉が違うの?」
「いや、住んだ場所によるんだな」
相変わらずポケモンの会話は理解できる。
ゼラオラは不思議そうにファイアローと
私を見比べていた。
ファイアローもまた他のポケモンのように
カーキ色をしたキャスケットに
セーターの袖を縛って羽織っている。
「◇%※×、◇▼▼!@♯〒?」
「怒られちったぜ、
普通さあ、褒めてくれる所だよな!?」
「ゼラオラだもん、日頃の行いでしょ」