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ゲンガー夢

第15章 スポーツの秋(ユナイト編1)


博士が言っていた通り、
エオスでは島により
こんなにも気候の差があるらしい。
まるでベラスのトキシキの森で
化かされたように夏の名残のあった
秋から突然冬へと変わってしまった。

久々に高層ビルが並ぶような街へ
足を踏み入れた気がする。
ゲンガーは人の姿や機械的な街並みが
気になるのか辺りを見回していた。

……と、激しい放電が空気を切り裂き
突然バチリと空気を弾けさせた。

「わ……っ!?」「ゲガッ!」

バチ、バチ、と何度も電気が
まるで漏電でもするような音をたて
ポケモンの悲鳴が上がる。
見れば歩道にプクリンが倒れており、
ゼラオラが今にもトドメをさそうと
している所だった。
レナは思わず走り出していた。

雷のようなガラガラという音、
コチラへ走る青い稲妻。
バチンとブレーカーを
落とされたように視界が暗転する。



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