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ゲンガー夢

第15章 スポーツの秋(ユナイト編1)


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ユナイトを体験した後、
カガミ博士は研究分野の事で
リン博士と話があるとかで
私は別行動となった。
エオスでの居住区はいくつかあるらしく
今回のホテルはジーヴルシティにある。

「もう出て来てもいいよ」

「ゲーン……!」

ゲンガーが思い切り伸びをした。
どうやらだいぶ窮屈な思いをさせたらしい。
しかし出るや否や不機嫌そうな
しぶい顔はなくなった。
辺りは先ほどの島とは違い一面の銀世界。
まるでゲンガーがいたあのデュラス島
のように冷えた空気が立ち込めている。

しかし私が秋口の薄手の服で
寒さにかじかむ手を握りしめている事に
気がつくと険しい顔で慌てだした。

「ふふ、大丈夫大丈夫
ホテルについたらすぐに着替えるから」
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