第15章 スポーツの秋(ユナイト編1)
「お二人にも是非ユナイト体験をして
頂きたいのですが、レナさんは
ゲンガーがお好きですか?
ユナイトにはゲンガーが登録されてるので
参加することが出来ますよ」
リン博士が空中に電子パネルを出し、
なにやら操作すると
ユナイトに参加することができる
ポケモンの一覧が現れた。
「でも……うちのゲンガーはもう
完全に進化してしまっているので……」
「あ、エナジーを集めるシステムに
登録されているという意味です!
試合には参加できませんがユナイトを
スポーツとしては楽しめますよ」
「へえ、そうなんだ。
ムーランドはダメなのかい?」
ちょっと弄れば出来ますよ、と
リン博士が悪い顔をする。
この博士、なんとなくだけど
押しが強いというかやりづらい。
カガミ博士みたいな他人へ干渉が薄い
研究者ばかりではないんだなぁ……。