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ゲンガー夢

第15章 スポーツの秋(ユナイト編1)


私たちは長蛇の列を離れ施設に案内される。
施設の中は港とは違って静かなものだった。
電気ポケモンたちが所内を自由に歩いていて
なんだか他の地方よりもポケモンが個として
扱われているように見えた。あのポケモンも
トレーナーに所有されているのだろうか。
ゲンガーのボールを確めるようになでる。

「カガミ博士が来ると聞いて
リン博士が興奮してらっしゃいましたよ」

「そうなのかい?」

「やはりポケモン博士の中でも
エネルギー分野の方は少ないですからね」

案内された場所は会議室でも応接室でもなく
牧歌的とも言えるような穏やかな
日差しの入る古びたコートだった。
側には東屋があり庭園のようでもある。
やはりここもポツリとした離れ小島で
地下で繋がる研究所から出たばかりの
目に眩しい。

「リン博士!」

リンと呼ばれた女性はカントー人とは
少し違う異文化の空気を纏っていた。




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