• テキストサイズ

ゲンガー夢

第11章 里帰りの手土産(上)


オーブをクリスタフラワーに放る。
パアッと眩い光が灯ると、
光が波のように温泉に広がる。
立ち上る熱気に手をのばせば先程と
違って暖かい温泉になっていた。
なぜかフワンテも喜びクルクル回る。
まさか博士が言っていたデュラスの
クリスタフラワーが熱源って……。
本当に火山みたいな形なのね。

「う……、つるつるして登れない」

「ゲガ?」「うわっ、ありがと……」

ゲンガーが下から私を抱えて浮かぶ
短い腕では不安定でヨロヨロと揺れ、
なんとか頭にしがみついた。
ありがたいけど、あんまり高いと怖いかも。

「あとで博士に報告しなきゃ」

……写真はとれてないけど。
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp