• テキストサイズ

ゲンガー夢

第2章 ゲンガーとの出会い


「ゲンゲロゲーッ!」
「うわああ!」

ゲンガーを見失ったと思ったその時、
真上にあった影から勢いよく
とびでてきたゲンガーに腰を抜かす。
カメラがカシャン!と音をたてて
レナとゲンガーの間に転がった。

「ゲッゲッゲ!……ゲン?」
「あっ、あっ待ってそれは……!」

上機嫌に高笑いをしたゲンガーは、
カメラをとられて慌てふためく
私を見るとニンマリと笑みを深めた。

とってみろとばかりに振り回され
壊されるのではとヒヤヒヤしながら
必死に取り返そうとするものの、
相手の大きさは私ほどもあるし
アチラは消える事ができる。
これではラチがあかない。

「まって……これならどう?
ほら、この島にはないでしょ?
あげるから交換しない?」

フワリンゴを片手に見せてみる。
流石ポケモンは知能が高いだけあり
私の意図を察したのか
読めないニヤリ顔のまま
カメラとリンゴを見比べる。
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp