• テキストサイズ

ゲンガー夢

第11章 里帰りの手土産(上)


「ゲゲゲ!ゲンガッ」

ゲンガーのつよい眼差しにハッとする。
そうだ、私は一応ゲンガーの
トレーナーになったんだった……!
えっとなんだっけゴーストダイブはダメ!
私だけペシャンコにされちゃう!

「れ、れいとうパンチ!」

「ゲーンガ!」

ゲンガーが軽やかに飛び上がり
中央の顔目掛け輝くアッパーを決める。
パリィン!とガラスの割れるような
音をたてて辺りに氷が舞い散り、
サザンドラが苦痛の声を上げて狼狽えた。

「すごい!ゲンガーいけるかも!」

「ゲンッ!」

サザンドラが首を振ると今しがた
殴られた顔を庇うように両サイドの口が
ダブルアタックを仕掛けるも、
まるで霧を殴るようなものだった。
ゲンガーの体をすり抜けていく。
……そうだ、ピッピ!あの光るやつ!
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp