• テキストサイズ

【ヒロアカ】白い天使が救われたのは【死柄木弔】

第3章 #02 ようこそ









「俺らは、そんな社会をぶっ潰したいのさ。ヒーローの世界じゃない、皆平等になる世界を作る。そのために、俺らがいるんだ」

『びょ、どうのせかい、』

「…そうだ。何をやっても許される、そんなヒーロー社会が許せないのさ。」


涙でぐちゃぐちゃになった顔に巻かれた包帯を、丁寧に外していく。






「ーーーーだから、お前を助けたんだ。」






視界が広がる。

潰されたはずの片目。

それなのに、両目がーーーーー



『な、なんで……』



震える手で片目に触れる。

確かにそこには眼球が存在するし、視界もある。






「ーーーーお前も、世界を、変えたいだろう?」






背中のギブスが外された。

切り落とされた、白い翼は残ったままで。




.
/ 85ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp