第7章 君が私の煇。Ⅱ
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「ん……っあ゛♡だ、め、すぐる…ッ」
「だめ?こんなに物欲しそうに私を
咥えているのに?正直に言わない
悪い子にはもうしてあげない」
そう言って私の中からスルスルと抜けていく
それを咄嗟に締め付けてしまった。
「……っ、何?正直に言ってごらん?」
ああ、この目に弱い。
色気があって、私の全てを見透かす。
「……すぐる、ぅ、意地悪しないで…ッ、
おねが、♡イかせてぇ………♡♡」
「そうやって君は、はあ。
私を煽るのが上手いお姫様だね」
「ん、ぁあ♡すぐる、すき、すき…ん゛♡」
「私も、………愛しているよ」
お互いに限界で、傑は私を気にしつつも
自分の欲求を吐く為の動きをする。
いいところを突かれてあっという間に
上り詰める。いつもそれが怖くて
傑を抱きしめる、けど。
………傑、痩せた?
「—————っあぁああ゛ぁ♡♡♡」
そう思ったのも束の間、呆気なく果てた。
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