• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

純愛こそ、呪い。〈 呪術廻戦 〉

第3章 犬、時々虎。


.

全身が痛い。
やっぱり真希さんの身のこなしは凄い。
あんなに動けない。

さっきまで全然気が付かなかったけど
至る所にアザが出来ていた。

痛いわけだ。

ま、昨日よりも動けてたと思う。
成長していればそれでいいのです。


「雪奈〜!今からヒマ?」

「あ………悠仁」

「お、名前で呼ばれるの嬉しい!
どう?時間ありそう?」

「全身が痛いからもう帰って寝ようかと…」

「マジか!それは残念だけど
明日もあるしゆっくり休んだ方がいいよ!」

「うん、ありがとう」

「あ、雪奈」

「ん?な————」


名前を呼ばれた瞬間、キスをされた。
一瞬過ぎて良くわからなかった。

悠仁の頬は少し赤いけど、目が鋭かった。


「んじゃ、また明日な!」


そう言って去っていった。

いつもなら犬なのに、たまに見せる
あの顔、なんなんだろう。

照れてるんだろうけど、余裕も含んでる。
心臓の音がうるさい。絶対顔も赤い。


「………全然、犬じゃないじゃない」


悔しい様な、嬉しい様な。
変な感情で絞り出した言葉はこれだけだった。


end
/ 114ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp