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Short Storys

第2章 ささやかな願い(PandoraHearts/エリオット)


「だってさ、エリオット。頑張ってね。」

「うるせー」

「あら、ミスター.エリオットが相手ならあたしのが優勢ね。」


ふふん、とと腕を組み、勝ち誇ったようにエリオットを見るレイラ。

ばちばちとレイラとエリオットの間で火花が散った。


「はお前の所持物じゃねーよ。」

「貴方のでもないわ?」

「はものじゃないし。てかエリオット、なんで君 女子のミス.レイラとの取り合いしてんのさ。」


エリオットの言い分に淡々とツッコミを入れるリーオ。

そんな彼にエリオットは「お前は誰の味方なんだ!」と叫ぶ。

埒があかない………
試しにリーオはに尋ねる。


「ねえ、。エリオットとミス.レイラどっちが好き?」

「「!?」」


リーオの直球な質問に、ギャーギャー言い合っていたエリオットとレイラが一斉にを振り返った。

あまりの二人の必死さには圧され、苦笑いをしながらも改めて思考を巡らす。

エリオットもレイラも、彼女にとっては唯一無二の存在。
立場は違えど、優劣など付けようがない。


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