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紅玉の瞳

第1章 満月


不死川の攻撃で傷を負った腕を手当てするべく薬箱を取りに屋敷に入る

「ありがとうございます」

一人で傷の手当てをしようとするとそれを取り上げられてしまう

「おら貸せぇ」

不死川が手当てをしてくれる

切り傷に消毒液をつけた

「すいません」
「一人じゃやりにくいだろ」

そう言いながら慣れた手つきで包帯を巻いていく

「おまえ甘いもん好きか?」

手当てを終えて薬箱を手に不死川がふとそう言った

「え?あぁ..!好きです」
「そうか」

それだけ返して不死川は部屋の奥へと行ってしまった

暫くすると甘い香りを漂せながら戻ってきた
手には抹茶とおはぎを乗せた盆があった

「わぁ!美味しそう」
「ここのおはぎは美味いんだ」

そう言って二人分を準備してくれる

「いいんですか?」
「よくなかったら持ってこねぇよ」
「はは!そうですよね!」

嬉しそうにほのかは言った

「いただきます」

おはぎを一口頬張る

「おいしぃ!」

不死川も無言のまま口に運ぶがその顔は満足そうだった

「おはぎ好きなんですね!」
「あぁ」

満足そうな顔を見てほのかは笑顔を見せる

そんなひとときに不死川は癒された

「ご馳走様です」
「おう」
「洗い物しますよ!」

ほのかは立ち上がり皿を手に取った

「あー置いとけ」
「いえいえ、そんなご馳走していただいたのに悪いですよ」

不死川は渋々洗い場を案内し一緒に片付けた

腕まくりをして洗い物をするほのかを横で見ている

「不死川さんは座っててください」
「いや、ここでいい」
「?そうですか?」

不思議に思いながらもほのかは洗い物を続けた
不死川はそんな彼女をじっと見ていた

「煉獄とは...」
「はい?」
「良い関係なのか?」
「え?」
「恋仲なのかってことだよ」

不死川の問いかけに洗い物の手が止まる

「そ、そ、そ、そんな!ちがいますよ!」

動揺するほのかは皿を滑らせた

パリンと割れる皿
急いで拾い上げるが指を切ってしまった

「あ、」
「おいおい!大丈夫かぁ?」

不死川はほのかの指を掴み怪我を見る

「だ、大丈夫です!」
「また手当てかよ」
「これくらい舐めてれば治りますよ!それよりお皿、すいません」

シュンとするほのかを不死川は宥める
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