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紅玉の瞳

第2章 傷負う君も愛す


ほのかは無事退院することができた

煉獄邸に戻るため屋敷を出ると杏寿郎が外で待っていた

「迎えに来てくれたの?」
「あぁ!」

微笑むほのか
いつもほのかに優しい杏寿郎を見てきた
叱るべき時は叱ってくれた
両親を鬼に殺され、それを思い出すたびに一緒にいてくれた
子供の頃は寝れないと一緒に寝てもくれた
体のことを気遣い過保護になる杏寿郎
そんなことを鬱陶しくも思う日もあった


熱く真っ直ぐな彼
正直者で素直な所
いつも一生懸命で鍛錬を怠らない
自分に厳しく人に優しい


それら全てが煉獄杏寿郎だ

ほのかは杏寿郎の手を握る

「どうした?」

立ち止まる杏寿郎

俯くほのかを杏寿郎は覗き込んだ
その顔は頬を染めていた

「杏寿郎、私をお嫁にしてくれますか?」

杏寿郎は大きな目を丸くさせた
そして嬉しそうに目を細める

「勿論だ!」

ほのかを優しく抱きしめた
杏寿郎に抱きしめられると温かかった

瞳と閉じると一瞬脳裏に浮かぶ不死川の顔

「っ、」

ー何故だろう...どうして今あの人の顔が浮かぶのかー


ほのかは頭を振り杏寿郎の背に手を伸ばした

きっとこれでいい
幸せになれる

いつまでも
幸せであれるとこの時は疑いもしなかった

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