第1章 風信子(ヒヤシンス)
通常視点
私「ん、、いつだ今、。」
太宰「…あれから二ヶ月後さ。おはよう。一条君。」
私「二ヶ月、、そんな寝てたんか?絶対嘘でしょ。」
太宰「ばれた?あらから2日後だよ。」
私「ふぅん、。体が軽い。与謝野先生?」
太宰「正解。」
私「……またあなたに助けられてしまった。。」
太宰「前は飛び降り自殺だったからね。あれはポートマフィアの頃だったね。」
私「……。」
聴きたいことは山ほどあるが、今はいい。太宰がなにやら話したそうにしているから。
私「太宰。なんか隠してるでしょ。」
太宰「あはは、やっぱりお見通しか、。いいや話すよ。……前に私は君に中也と同じくらいに嫌いと言ったことがあったよね。」
私「うん。」
太宰「あれは嘘だよ。本当は君に興味があったから君と暮らしてみたかったんだ。」
私「……変態じゃん、。…私じゃなかったら気持ち悪がれてたね、。」
太宰「確かに!!!ん゛ん゛ッッ!そしてもうひとつ君に謝らなければならないことがある。」
私「?」
太宰「…ことある事に君を生かして苦しめていたのは私だ。本当に済まない。」
私「……知ってた。全部。だからこそ貴方を許せなくて、貴方だけに心を開いて、絆されてしまった。、。私だけがこんな気持ちなのは嫌だけど。とりあえず伝えておくわ、。」
太宰「?なんだi」
私は太宰の腕を掴んで引き寄せて耳元で言った。
私「愛してる、。太宰。」
太宰「。」
私「ポートマフィアの頃からね。あなたをいつも影から少しだけ見守っていた。貴方は私に興味があるだけかもしれないけど、私はちゃんと好意を持ってた。貴方は縛られることが嫌い。だから私はずっと言わなかった。ありがとう、。太宰…………。」
太宰視点
心の中でなにか温かいものが芽生えた。
これは、なんだろう。
だけど、これは幸せなものに違いない。
紡ごう。
紅碧「太宰?」
「ありがとう。私は君のその言葉を聞いて安心したよ。私も愛してる。」