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憂いの花 文スト

第1章 風信子(ヒヤシンス)


私「そんな簡単に死ぬタマじゃないから安心して。」




太宰「わかった。」




私「それじゃ。行ってくる。太宰も仕事頑張って。人に迷惑かけないように。」




バタン




私は家の玄関のドアを閉めて探偵社へ向かった。





太宰視点




彼女が家から出て少しだけ寂しくも感じた。




「……本気で心配してるんだけどなぁ、けど、中也と同じくらい嫌いなんて嘘ついちゃったし、今更撤回なんて出来ないか。」




そんな意味も持たない言葉が部屋を駆け巡って消えた。




「行くか。彼女の所。ちょっと嫌な予感もするしね。」



通常視点




探偵社の事務所へつき依頼の確認をして、その場所へ鏡花と一緒に向かった。






たまたま着いたと同時に数々の悲鳴が。




キャー!、!



そこには銃を持った数々の男共が。





警察は異能力者かの判断ができないため無体は働けず、静止したままだった。





鏡花「あれ!、」




鏡花が指を指した方へむくと依頼人の姿が。




だがいかにも予想した道理なのかよく分からないが、表情は微笑んでいた。




きっと依頼人が黒幕かと思い鏡花には依頼人の方を任せ、私は大人数の銃を持った男たちの正面をあるいていった。






コツコツコツ




ニーハイブーツのヒールの音が響く。




コートがゆらゆらとなびく。





銃を持った男「あぁ?!なんだ嬢ちゃん?こんなとこにいると死んじゃうかもしれないんだよぉ?……てめえら!このガキを人質に捕らえろ!!!」





私「……残念だけど。あなた達には大人しく警察に捕まってもらう。」




銃を持った男「なんだと!?おいお前ら撃て!!」




私はそんな男たちの頭上を軽々しくふわりと飛び上がり飛んでいる間に国木田さんや与謝野さん中島くんなどを呼んだ。



何故だか分からないが太宰は呼ばなくても来る気がしたので呼ばなかった。




そして私は男たちに向かっていった。



私「暗示、開始。『全員銃を捨てろぉ!!!』」




私は戦う時は自分にも暗示をかける。そして人格を切り捨てて素の自分を一度身体から捨てる。




ガシャガシャガチャガチャガチャ




銃を捨てる音がした。だが、ひとつ足りなかった。まさか、



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