第1章 風信子(ヒヤシンス)
太宰「君も気になるのかい?」
気づいた時にはもう自分は太宰に答えを返していて
会話が成り立っていた。
私「ええ。一度、と言うよりも、人生に三度、その三途の川の淵を歩いた事があるから、。……でも。…そのまま渡ろうとしても、死んだ家族に押し返されてしまったので。」
太宰「へぇ。…君って、案外おしゃべりさんなんだね!」
?
私の喋ることに驚いているのか?私のした話には耳も傾けず?
これは驚いた。
私「私だって人間だ。喋るには喋る。」
太宰「ふぅん?ちなみに言うけど、誰かを愛したことはある?」
私「……。ある。」
太宰「それは、他人?」
私「あぁ。他人だな。」
太宰「それは異性?」
私「あぁ、。異性だな。」
太宰「それj」
私「少し待て。ここで話すことではないのではないか?」
ここまで自分でも誰かと会話が成り立つことには驚きだが、このような樹海で話すことではない。
太宰「確かに!!でもどこで話す?」
私「私の家に来るか?」
太宰「いいのかい?!やったー!!じゃあ行かせてもらうよ!」
自宅
太宰「うわぁ、ひろい、。」
私「そこまでじゃないけど、。で、さっきの話の続きだが。」
太宰「あぁ。君もしかして、1度元彼に振られたかい?」
何故こうもこいつは痛いとこばかり着いてくるのだろう。
私「、ええ。それで何と関係があるの。」
太宰「単刀直入に言うと、私は君に興味がある。もし良ければなんだけど、。私のセフr」
ドゴオッ!!!
私は太宰の顔面を殴り飛ばした。
太宰「いやぁ、怖い怖い。そんなに怒らなくてもいいじゃなぁいかぁ!!」
私「私はセフレになんかなりたくない。」
太宰「ふぅん?そう?でも私達体の相性は抜群だと思うんだよね。」
私「それは分からない。」
太宰「じゃあさ。せフレがダメなら、1ヶ月、いや三ヶ月!!私と付き合ってくれなi」
私「お断りします。だいたい私になんのメリットが?」