第5章 禁断の扉(柊魁明)🔞
「…っ!かぁーーー!!やっとひと段落…。この仕事も楽じゃねーなぁ」
ここは、とあるオフィスビル
主に女性のファッション誌を作っている会社だ
流行りのファッションにメイク、コスメ、占いやコラムなど
充実した内容で10代、20代の女性から多く支持されている
「編集長、ご確認を」
「はいよ」
「編集長、確認のサインを」
「そこ置いといて」
この雑誌の編集長は、男性だ
しかし、女性ファッション誌でそこそこの支持を集めるのは
素直に尊敬する
私も最初は、ただ頼れる上司として柊さんのことが好きだった
しかし、その「好き」が"LIKE"から"LOVE"に変わるのに
時間は掛からなかった
入社して間もないころ、思ったような記事が書けなくて
上司にダメ出しばかりされていた私に
丁寧に指導してくれたのは柊さん
そして、初めて私の記事が採用されたときは
「やったな!」と一緒に喜んでくれて
お祝いとして、飲みに連れていってくれた