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想い人

第9章 その鬼は


私の怪我は結構酷かったらしくしのぶが心配して何度も様子を見にきてくれた

「みずき大丈夫?」
「大丈夫...だいぶ喋れるようになったわ」

空気を吸うと傷んだ肺もだいぶ良くなってきていた

人間は脆い
それでも戦わなければならない

同時期
遊郭に任務に出ていた隊士達が生きて帰ってきていた
しかしとても酷い状況だと聞いた
宇髄さんは腕を無くし引退したと聞き驚いた
また、柱が欠けた
私自身も怪我が酷く手伝えないでいた

慌ただしい蝶屋敷
カナヲもウロウロとしていた

「キィイィえぇだああぁぁぁぁあっ」

!?
この叫び声...

「善逸くん?」

よろよろとする体を起こし隣の病室の様子を見に行く

善逸が体の痛みに悲鳴をあげていた

「善逸くん、他にも怪我人がいるんだから静かにっ」

私は痛む腹を押さえて注意をする

「みずきさぁぁん!!」
「それだけ大声出せるなら大丈夫でしょ」

アオイちゃんが善逸くんのお世話をしていた

「元気そうに見えてかなり状態は悪いんですよ」
「そうなの?」

そうは見えないが
私は善逸くんの手を握る

「私も任務で怪我をしているの。少し静かにしてもらえると助かるわ」

ね?と言えば善逸くんは真っ赤になって「はい!」と叫ぶ
本当にわかっているのだろうか
とりあえずはこれで静かに寝られる

部屋に戻り私はまた横になった
すると今度は私の部屋にだれかやってくる

「よぉ元気かぁ?」

音柱の宇髄天元さんだ
 
「宇髄さん、ご無沙汰しております」
「あー起きあがらなくていいから、そのまま」

宇髄さんは片腕を無くしてしまい鬼殺隊を引退してしまった

「あの、お話は聞きました」
「そーかい」

なんて話したらいいのかわからない
すると宇髄さんが口を開いた
 
「そーいや随分不死川と仲良くやってるみたいだなぁ」
「え、仲良く...は、まぁ良くしてもらっています」
「さっきよ屋敷の前ウロウロしてる不死川見かけてよ!声かけたら去っちまった」

はははと笑う宇髄さん
きっとまた私の様子を見に来てくれたのだろう

「そうなんですね」
「あいつは高重のこと気に入ってるみたいだぜ」
「そうですか?」
「じゃねぇと蝶屋敷なんかに来ねぇだろ」

そうなのかな?と首を傾げる

「ところで宇髄さんのお身体の調子はいかがですか?」

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